実装ソフトウェアから Lyrics Master の検索機能を起動する#
Windows 環境においては、「外部ソフトウェアサポート」(Lyrics Master に同梱)を経由することで Lyrics Master を操作することができます。
用語の定義#
外部ソフトウェアサポート
Lyrics Master for Windows と実装ソフトウェアが連携する際に必要になるファイルです。現バージョンでは、「ExtSupport.js」という名前ですが、将来的に変更される場合もあります。Lyrics Master に同梱されています。
設定パス
外部ソフトウェアサポートまでのパスに引数を加えた文字列です(Lyrics Master アプリケーションへのパスではありませんのでご注意ください)。Lyrics Master for Windows の「外部ソフトウェアの設定...」から入手することができます(Lyrics Master for Mac では、設定パスを利用することはできません)。
必要な環境#
Lyrics Master の動作条件に加え、「Windows Scripting Host」または「Windows Based Script Host」がインストールされている必要があります (\Windows\system32\wscript.exe
が存在していて、JScript に対応していれば、問題ありません)。
通常、このプログラムはシステムのインストールと同時にセットアップされます。
連携の流れ#
ユーザはあらかじめ Lyrics Master から設定パスを入手し、実装ソフトウェアに設定しておきます。
連携を起動する場合、実装ソフトウェアは設定パスの引数を適切に置換し(以下の「置換記号について」を参照)、シェルに渡します。
置換記号について#
設定パスに含まれる可能性のある置換記号には、以下の 4 種類があります。
[title]
曲名
[artist]
アーティスト名
[lyrics]
歌いだし
[tv]
テレビ番組名
置換先のテキストにメタ文字(「"」等)が含まれる場合は、その文字をエスケープする必要があります。
設定パスの例#
C:\WINDOWS\system32\wscript.exe "C:\Program Files\Lyrics Master\ExtSupport.js" multi "[title]" "[artist]"
C:\WINDOWS\system32\wscript.exe "C:\Program Files\Lyrics Master\ExtSupport.js" lyrics "[lyrics]"
C:\WINDOWS\system32\wscript.exe "C:\Program Files\Lyrics Master\ExtSupport.js"
部分対応について#
例えば、「曲のタイトルとアーティストには対応するが、歌いだしとテレビ番組名には対応しない」といった形式で、実装ソフトウェアを設計することも可能です。その場合、対応しない値(この例では「[lyrics]」と「[tv]」)については空文字列で置き換えてください。
ユーザが行う必要のある設定#
ユーザは、「外部ソフトウェアを使用する」設定(環境設定画面の「その他」から「外部ソフトウェアの設定...」ボタンをクリックすることで変更できます)を有効にする必要があります。
ユーザが設定パスを入手する方法#
ユーザは、環境設定画面の「その他」から「外部ソフトウェアの設定...」ボタンをクリックし、「コピー」ボタンをクリックすることで設定パスをクリップボードにコピーできます。以下の画像を参照してください。
スクリーンショット画像は、ユーザへの説明に必要な範囲内で、自由に改変してご利用いただいて構いません。
互換性#
上記の仕様は、Lyrics Master 1.x の上位互換となります。 但し、一部の用語と、「ユーザが行う必要のある設定」および「ユーザが設定パスを入手する方法」については変更があります。 詳しくは 移行ガイド をご覧ください。